2021年09月03日
弊社が運営している在宅支援サービス「COAS Biz」のロゴをデザインしていただいた株式会社ワンハンドレッドCOO兼デザイナーの木村さんにインタビューいたしました。今回のインタビューではロゴに込められた想いや、COAS Bizで働く人達のイメージや期待についてお伺いしています。
インタビューを通して、代表の古川と木村さんの関係性や代表の人柄についても語っていただきました。
ーーまずは自己紹介をお願いします
元々グラフィックデザイナーとして活動していたのですが、Web開発会社に転職し、その後は広告代理店でマーケティングについて学びました。その後は株式会社ジモティー、株式会社じげんを経て、ソフトバンク系の会社でデザイナー兼SEとして入社し、独立しました。
ーー素晴らしい経歴をお持ちですが、代表の古川とはどのような出会いだったのですか
古川くんとの出会いは僕が独立後、 最初にコンサルをした企業を通して出会いました。彼と一緒にそのサービスの改善をしたのがきっかけで現在まで関係が続いています。付き合いでいえば3〜4年くらいで、仕事を頼みあう仲でもあります。
ーーCOAS Bizのロゴ作成依頼の背景を教えてください
古川くんから新しくやりたいサービスがあるから提案資料を作ってほしいと話があり、そこで軽くロゴ作成の話もいただきました。
古川くんは新しく事業をやるならビジョンから話すので、最初に同じ目線でやっていきたいことや事業概要を話したうえで、目標も含めた話を聞きました。
彼はスタートアップにおけるゴールデンサークルのような考え方を持っていて「何のためにやって、それを達成するためにどの領域を選ぶのか」話してくれたのが印象に残っています。一連の話が終わった後に、ロゴのイメージとサービス名が「COAS Biz」になりそうとフワフワしたものがあがってきて、そこからスタートしました。
今思えば、デザイナーの人脈がある古川くんが、僕に頼んでくれたのは光栄だなと思っています。
ーーロゴのコンセプトについて教えてください
会社の顔でもある彼の人柄や事業だから、BtoBだけど優しい雰囲気を持ったサービスを意識して設計しました。
基礎設計で気をつけたところは、BtoBサービスなのでスピード感を求められるのと、見ていて気持ちのいいロゴにしていきたいなと思ったので、速度感のあるようなレイアウトにしています。
「C」の部分は書き順になぞるように目で追えるような感じにして、チェックを入れるくらいのスピード感を出し、「C」の曲線は水独特の滑らかを意識してシルエットを考えています。
そのスピード感と滑らかさのイメージで、柔軟性がありそうな雰囲気を持たせたいなと思って設計しました。
ーーロゴの色味は青いですが青色を選んだ理由と、ロゴに込めた想いを教えてください
青色ベースはビジネス系では定番ですが、ブルーベースにグラデーションをかけることで色に変化を与えています。水が光に当たると光の角度でどんな見え方もできるのですが、このイメージは古川くんの仕事の在り方を表しました。
コンサルティングは、クライアントの業界・商材が同じ他社で成功しているやりかたを実施すればいいわけではありません。クライアントによって考え方や事情が違うので、それにあわせてコンサルティングをするべきだと思うのですが、実践できていないコンサルタントも少なくありません。
ですが、古川くんは常識や経験に囚われず、クライアントの声にしっかり耳を傾けています。対話から提案し、柔軟に対応していくことが、水の光り方・在り方や雰囲気にぴったりだと思いました。
また、BtoBサービスのイメージは全体的にかっちりして青ベタが定石なのですが、先ほど話したように古川くんは相手のことをよく考える方なので、より適切な形にしたいと思いました。
ビジネスにマッチするブルーベースはそのまま使用して、水の印象を入れつつ、丸みをおびている「C」の形をさらに少し上に丸みを乗っけてるのは、何かを抱えている親みたいな柔らかで優しいイメージにしました。
彼はクライアント以外に働いてくれる方々のことも考えているので、そういうかたちで何かを守ったり、何かを温めたり、それが事業や従業員、自分の家族かもしれないというところのイメージを表現して、彼と会社の事業をマッシュアップしたようなデザインにしています。
ーー付き合いが長い木村さんだからこそ思う、古川の在り方や人柄はどのようなものでしょう?
古川くんは前衛的なベンチャー企業から堅実さを重んじる大企業まで、どんな企業、人とも仕事ができる方だと思います。まるで、水のように柔軟でカメレオンのように変幻自在な感じの人ですよね。
人と人とのコミュニケーションって結構大変ですが、古川くんからはそこに苦労を感じられません。彼は気さくで、細かいところに気が遣えるので、人の心の内側に入るのが上手い人だと思います。
どんな方でも「古川さんは良い人だ」と感じていただけるのではないでしょうか。
彼はまだ若いですが、何年も仕事の付き合いがある人はかなり多いです。僕の場合、他に知っているコンサルタントは大体1年〜2年終了してしまうことが多く、長く続いている企業は1〜2社くらいしかないです。大体半年くらいで終わってしまったり、立ち上げが完了したら終わりとかが多い業界ではあるのですが、長く続いている彼はけっこうレアな人材だと思いますね。
なので、古川くんはどんな方、企業とも相性よく長く仕事ができるのではないでしょうか。
僕は古川くんとプライベートでの付き合いもあるのですが、彼はとても優しくて繊細な一面を持ち合わせています。仕事でもそんな一面も感じられながらも、決めるところはしっかり決めるし意見も言ってくれるので、やりやすいですね。優しいタイプの人は、気遣いすぎて意見を言えないこともあると思うのですが、そこはしっかりバランスをとっているので、すごく話しやすいタイプだと思っています。
ーー古川さんとの出会いで新しく気づいたこと、変わったこと、得られたものがあれば教えて下さい。
古川くんと出会って「辛い思いをして働く必要はない」と彼から学びました。
僕はリクルート系の会社にいたので「人生が仕事だ」というスタンスでやってきたので、古川くんと出会う前は土日関係なく1日の睡眠時間は2〜3時間でした。ずっと働いていたので限界がきたら寝るという生活をしていましたね。以前は逆に気にしすぎていて、ゲームみたいな感じでずっと積み重ねれば数字が上がると思っていてたんですよね。でも、人間はそういうゲームのツールではないので、休まずにやっていたら心も体も壊れてしまいますよね。
そんななか、古川くんとの仕事を通じて考え方が変わり、徐々に自分自身を追い込みすぎない生活を送れるようになっていきました。
古川くんが経営するネクストライフ自体が、フルリモートやフレキシブルな稼働時間などの働き方を採用しつつ、ミッション達成に貪欲で誠実である姿勢を重んじていることから働き方の環境作りや考え方について学びましたね。
ーー古川が立ち上げたCOAS Bizで働く人たちが、どんな生き方とか働き方とか変わっていくのかイメージや期待はありますか?
仕事が日常の習慣にいい意味で「適用」できるようになると思います。働くことも家のことをするのと同じ感覚でこなせるようになるイメージです。例えば、Twitterとか見ると「月曜日嫌だー」と書いてあるのをよく見ますが、COAS Bizはそういうのがなく、お風呂に入ったり歯を磨いたりするのと一緒で日常の習慣のようなかたちで、自然と仕事をすることができるようになると思っています。だから働いている人はふと気づいた時に、仕事がだるいと思うことがなくなるのではないでしょうか。
在宅ワークで大変なこととして子供のお世話をしている時にいきなり電話がかかってきたり急な対応を求められたりすることがありますよね。COAS Bizではそういったことは滅多にないですし、連絡は自分のペースで確認すると思うので、自分の都合でを大切にできるのがいいですよね。
あと、ある企業が「お客様よりも投資家よりも投資家株主よりも従業員が幸せになる」ことを優先しているのですが、COAS Bizもそれになりえると思っています。従業員が幸せであればそのモチベーションが上がって顧客に還元できるし、顧客が満足すれば売上が上がり投資家に繋がってきますよね。大元が従業員だから従業員の幸福度をあげなければいけないというKPIの会社があるんです。
それは環境に合った働きやすさを追求されているからだと思うので、COAS Bizも似ている気がします。
編集後記
COAS Bizのロゴは、事業やビジネスの一般的なイメージを踏まえながら代表である古川の考え、人間性も融和させて生み出されました。仕事は人ありきであることを深く理解されている木村さんだからこそ誕生したロゴではないでしょうか。COAS Bizは顧客も働き手も「人」として大切にかかわり、ともに成果を出そうとする古川の精神が受け継がれています。多くの人々や企業が望むことをCOAS Bizを通じて実現するために、走り続けていきます!
取材協力
株式会社ワンハンドレッド
取締役 COO 木村晋也 さま